ルートセッターのお仕事についてと、ルートセッターの紹介
route f ボルダリングジムのオープンに向けてルートセットをしてくれた方々をご紹介
※写真の左から
- 田巻太陸さん
- 会津和馬さん
- 真ん中は店舗オーナーの佐藤
- 山内祐樹さん
- 島谷尚季さん
ルートセッターのお仕事
ルートセッターというお仕事をご存じでしょうか。
ルートセッターとはボルダリングなどのウォールにホールドを取り付けていく仕事です。
しかし、ただ取り付ければよいのではなく、一つ一つ取り付ける位置を考え、どういう人がどう登っていくかイメージしながらホールドを取り付けていきます。
実際の仕事内容は、まず、各グレードの難易度を決めていきます。
その理由は、グレードの基準は実は店舗によって異なり難易度はバラバラで決まりはないためです。
ルートエフボルダリングジムでは10級から2段までのグレードを準備しました。
初心者から上級者まで楽しめるように設定しております。
各グレードの基準が決まったら、ルートセッターが各級の課題を作成していくことになります。
ボルダリングの壁はジムによって高さも傾斜もさまざまであり、同じ課題を使いまわすことは出来ません。
つまり、ルートセッターはこれまで経験してきたムーブ、新しいムーブを考える発想力など、経験とセンスが求められる仕事になります。
さらに、課題を作成しては試登を繰り返し、体力もかなり必要です。
よくある疑問として、課題を考えるにあたりその課題を必ずしもルートセッターが登れる必要があるか、という疑問についてですが、
例えば、大会のルートセッターがすべての課題を登れるなら、選手として出れば優勝出来るのでは!?と思う方がいるからです。
答えは、ルートセッターが作成した自分の課題を必ずしも登れる必要はありません。
しかし、グレードを決めるにあたって、ある程度登れなくては難易度がわからないため、ルートセッターの方々はみなさん強いです。
今回はそんなルートセッターの方々をご紹介していきたいと思います。
山内佑樹さんはこれまでいろいろな店舗で勤務してきた経験とルートセッターとしてもさまざまな店舗の課題を作成してきた実績をもつルートセッター。
お話をしてみると私がボルダリングを始めるきっかけになった東京の西国分寺にあるランナウトクライミングジムで勤務していた経験があるとわかり当時私も年パスを買って通っていたのでかなり高い確率で会っていることがわかりました。
お互い記憶にはなかったですが…(笑)なんだか当時を思い出し懐かしい気持ちになりました。
そして、山内さんにはルートセットのことからジム運営に関するいろいろなことを教えて頂き本当に感謝してます。
ありがとうございました。
島谷尚季さんは2020年に野村真一郎さん、村井隆一さんの三人で岩場クライマーチーム「ROKDO」を結成したことでも話題となった注目のクライマー。
人柄も良く、また一緒に仕事をしたくなるような優しい方でした。
ルートセッターとしても活躍しており、今回はおもしろい課題をたくさん作って頂きましたので是非一度のぼりにきてください。
そして3日間のセットのうち初日に、エナジー春日部店で働いている田巻太陸さんと、会津和馬さんが来てくれました。お二人ともさすがに強い。みなさん限られたホールドでさまざまなムーブの課題を作成して頂き感謝です。
ルートセッターという経験とセンスが求められる仕事をして頂いた4名を紹介させて頂きました。
※ちなみに当店でルートセットしてみたい。ルートセットの腕を試したい。そんな方はご連絡ください。