まずはボルダリングのルールを覚えよう

ボルダリング上達法

ボルダリングのルールについて知らなくてもジムに行けば初回の方向けにルール説明から注意事項などの説明があるためすべてを覚える必要はないです。

またボルダリングジムによってもルールは多少違ってくる部分がありますので初めて行ったジムでは説明を聞くようにしよう。

基本的なルール

グレード表

どのジムでも登るコース(課題)が決まっており、どのホールドを使用して登っていいわけではございません。

基本的にテープの色でコースが設定されている場合が多いです。

一つのコース全てのホールドにテープが貼ってある場合と、スタートとゴールにだけテープがはってあり、後はホールドの色が統一されている場合が多いです。

そして、それぞれのコースの難易度がわかるグレード表があります。

ジムによって異なりますのが、10級~2段程度まで分かれております。

上記のようにテープの色で何級と設定されています。

一つ覚えていてほしいのは、それぞれのジムにグレード表がありますが、そのグレード表は各店舗が独自に設定しているため店舗によってグレードは異なります。例えば、A店の3級と、B店の3級は同じではないということです。

私個人の見解ですが、グレードをあえてやさしめに設定しているジムと、辛めに設定しているジムでは、同じ1級でもやさしめの店舗の1級が辛めの店舗では3~4級くらいに設定されている場合もございます。

自分のグレードが知りたい場合は、あくまでどこの店舗で何級登れるくらいと説明したほうが伝わりやすいとかもしれません。

登り方のルール

登る際のルールも各店舗によって若干違いはございますが、基本的には2パターンに分かれている場合が多いです。

スタートとゴールにテープで『S』と『G』が貼ってある場合

スタートはテープに「S」と書いてあるホールドを両手で持ってスタート。足は同じテープ色のホールドに乗せるか壁にあてて両足をマットから浮いてる状態にします。

足をマットに置いたまま、次のホールドを取りに行くのはNG。また、マットを利用してジャンプして次のホールドを取りに行くのもNG。

※「S右」「S左」と記載がある場合は指定されたホールドを右手、左手で持ってスタート

スタートの姿勢が出来たら次のホールドを取りに行きましょう。

その先は指定されたホールド(同じ色のテープが貼ってあるホールド)を手で使って登っていきます。

ゴールはテープに「G」と書いてあるホールドを両手でタッチして頂き2~3秒、ホールドを保持して体制を安定できたらゴールです。

タッチ出来たらゴールではないですよ。

ゴールしたら降りてくるときは自由に降りて来て頂いて構いません。

出来るだけ上からジャンプして降りようとしないで安全な高さまで降りてきてからマットに着地しましょう。

4点スタートの場合

4本のテープがホールドにはってありそのホールドに、両手両足を載せてスタートします。どこに手を置いて足をどこに置くかは決まってません。

大会やコンペ使用のジムなどに多く見られるスタート方法になります。

ゴールは先ほどと同じになります。

登る前に大事なのは、まず使用していいホールドを覚えること。

基本的にボルダリングジムでは一つの壁にいくつものコースがあり、ホールドがたくさんあります。その中からどのホールドを使用していいかをまずは覚えましょう。

そしてどう登ったらよいかイメージするオブザベーションをしっかりしてから登りましょう。

ボルダリングジムでの注意事項

ボルダリングジムでの最低限の注意事項を紹介します。各ジムによって違いがありますので必ず初めて行くジムでは注意事項を聞いておきましょう。

◆マットの上は登るとき以外は上がらない

マットの上で遊んだりはもちろん、マットの上でずっとオブザベーションをするのもやめましょう。他の方が登れません。オブザベーションは基本的にマットの外で行い、近くで見たいときは時間をかけずに見に行きましょう。

◆コースが被らないか、また登ってる方と近すぎないか注意して登ろう

ジムによって区切りがある場合もありますが基本的に一区切りの中に登っていいのは一人ずつとなります。区切りがない場合は自分が登りたいコースが登っている方と近すぎないか注意して登りましょう。

これは登っている方が登っている途中でぶつからないようにするためで、気を付けていてもコースが被る場合はあるかと思います。その場合は先に登っている方を優先してあげましょう。

◆順番を守って登ろう

よく初めて間もない方に多いが、スタート、初手が取れずに何度も挑戦する場合があります。気持ちはわかりますが、一度トライしてだめだったら一度マットが降りて、次の方がいないか確認してから登りましょう。

◆登っている人には近づかない

登っている人には近づかない。いつ落下してくるかわかりません。落下してくる人にぶつかった場合は基本的に下にいた方に過失があるとみなされます。注意しましょう。

◆アクセサリーや長い爪には注意しよう

アクセサリーなどは引っかかったりする恐れがあるのと、ホールドにぶつかって破損する場合がありますので外した方がよいです。爪も長いと剥がれたりする恐れがありますので短く切っておきましょう。

◆アルコールを飲んでのボルダリング禁止

危険を伴うスポーツになるので飲んで登るのは禁止です。

他にもジムによって、裸足で登ることを禁止しているところや、上半身裸になることを禁止しているところもあります。また盛り上がることはいいことですが、周りのお客様に配慮することは忘れないようにしましょう。